殺人犯に会いに行って来ました。
その方法とは・・・
皆さんご存知の裁判員裁判の傍聴になります。
裁判員制度は、平成21年5月21日に始まった制度になります。
最高裁判所ホームページより引用:https://www.saibanin.courts.go.jp/index.html
芸能人の裁判でもないのに毎日のように傍聴の抽選が行われており。
重大事件しか扱わない裁判員裁判の人気には驚かされました。
ドラマや映画でよく見る裁判のシーンをイメージしていましたが。
やはり生で見る裁判はまた違った印象があります。
まず、傍聴席と被告人との間には腰高の仕切りしかなく手を伸ばせば届く距離です。
被告人の左右には刑務官が2人いますが、裁判が始まれば手錠は外しますので小柄な刑務官の場合、被告人がもし暴れたら制止することはできないでしょう。
もし、初めて傍聴を希望する方にオススメできるのは裁判員裁判の第1回公判となります。
冒頭陳述と証拠などの事件を知らない方でもすべての概要が理解できるためオススメです。
今回、裁判員裁判の傍聴をしようと思ったきっかけは犯罪者と被害者がどういった関係でどのように起きてしまったかを確認したかったからです。
変な理由ですよね・・・
でも結果として2日間連続で傍聴が出来てよかったと思っています。
たまたま自分が行った2日間ともに、親族によるトラブルの事件で初日は孫が祖父を包丁で刺すという殺人未遂事件でした。
この事件の冒頭陳述では、被告人は”殺意はありませんでした”と証言して実際の刺し傷は15箇所以上・・
15箇所以上刺して殺意は無いと、理解できない証言をして裁判が始まりました。
今回の事件は初犯ではありますが実刑となる事件でしょう。
二日目の裁判は、介護に疲れた息子が実の親の首を締めて殺害いしたという事件になります。
被告人は”親を殺して自分も死のうとしましたが死ぬことが出来ませんでした”と証言して事件当日の行動を検察官が証拠をもとに立証していく形で裁判が行われました。
こちらの事件は今の日本を象徴する内容ですね。
殺人罪は最低5年の実刑判決となりますので減刑されなければ執行猶予は適用されません。
今後日本の少子高齢化によって避けては通れない課題の一つとなることでしょう。
実際に傍聴したことから、改めて老後の資産形成の大切さや人間関係の怖さなどを感じさせられました。